箱根の山

suzume-smile2008-03-09

春の暖かな気候になる前に温泉〜♪、ということで箱根へ。いわゆる和風な旅館と迷った末に、今回はリゾートホテルを選びました(http://hakone.regency.hyatt.com/ja/hotel/home.html)。2006年12月に開業した外資系リゾート&スパ。箱根に外資系ですよ、気になるじゃないですか...とずっと思っていました。
箱根湯本から乗ったタクシーの運転手さんとは、ひとしきり箱根駅伝の話題で盛り上がり、道すがら、コースを色々と解説していただきました。そしてホテルのお話も。最初は、森トラストが高級会員制リゾートクラブにしようと建てたのだけれど会員が集まらず、ホテルに変更したけれど客の入りが悪くてモルガン・スタンレーに売却され、それをハイアットが買い取った、とのこと。ハイアットリージェンシーでは、手前の円形部分をロビーやレストラン棟として新築し、客室部分は森トラストのホテルをそのまま使っているそうなのです。
ホテルに到着すると、副支配人がお出迎え。チェックインに少し時間がかかりましたが、応対はとても丁寧で好印象です。山の傾斜を利用した設計、1階だと思ったチェックインは実は2階で、高い吹き抜けの階下を見下ろすと中央に暖炉のある広いリビングロビーがありました。夕食前の16:00〜19:00に、そこにアペリティフ・コーナーが設置され、宿泊客は、アペリティフを好きなだけ飲めるのだそうです。Suzume達は夕方にスパを予約していたので、その後に利用することに。大浴場のロッカーで着替えてスパに移動します。大浴場のロッカーやシンクも落ち着きと品がありましたが、スパのウェイティングルームがシックでとても素敵でした。ヒーリングでしょうか、照明も落としてあって心が鎮まります。Suzumeはストレスリリースのフルテラピーをお願いしましたが(そして今回も寝ちゃいました)、オイルの香もよくて極楽気分です。施術後にはハーブティーが先ほどのウェイティングルームで振舞われました。
お部屋も広くて快適で、そのまま夕飯までダラダラしていたい気分だったのですが、せっかくなのでリビングに行きました。Suzumeは下戸なのでミモザ1杯だけでしたが、イケル口の友人はシャンパン2杯とミモザをクク〜ッと美味しそうに飲んでいました。いいなぁ。暖炉の薪がパチパチと音を立てて温もりを運び、クラシックギターの生演奏が静かに流れ、そしてアペリティフ...至福の時間が流れていきます。夕食はダイニングでフレンチのフルコース。食事を出すタイミングも申し分なく、満足・満腹。このホテルには残念なことが2つあって、そのうちの1つは(リゾートホテルだから仕方ないのでしょうけれど)ダイニングへの出入りも浴衣でokなこと。素敵なホテルなのに、そこに浴衣や丹前姿の人がウロウロするのは少し興ざめです。でも、Suzume達のテーブルは(他の席もそうなのかしら?)半個室のように、他のテーブルから視界が遮られていたので、実際には全く気になりませんでした。
この後に皆で大浴場へ行きましたが、翌朝の入浴時も同様でしたが、宿泊客の多さに比して大浴場が空いているのが意外でした。もちろん、空いているのは大歓迎です。ホテルのもう1つの残念な点は露天風呂が無いことなのですが、それは予約時から分かっていたことなので止む無し。
最後のチェックアウト、タクシーに乗り込んだ後の見送りまで、ホテルの人の応対はとても行き届いていて、ぜひまた利用したいと思いました。カップル、ご夫婦の姿も見られましたが、Suzumeはやはり気のおけない女友達との再訪がいいですね。
天気も良かったので、箱根登山鉄道からロープウェーを乗り継ぎ、大涌谷へ行きました。富士山は優美で息を呑むほど美しい!けど、強烈に寒かったです。