新しい出発

最初が肝心

初日、7:30に出社。前日夜、Suzumeは深夜まで一人で残務整理に勤しんだ。自分のロッカーの物を新職場に移し、そして机上の書類や引出しのものを段ボールにパッキングして、結局タクシーで帰宅。朝、出社してすぐに台車で荷物を旧職場から新職場に運んだら、「新」上司がすでに出社していてビックリ。
Suzumeが「6/30夜ではなく、7/1早朝に荷物を搬入します」ってメールを出していたから、きっと気を遣って早く来てくれたに違いない。 Suzumeの新上司は課長。今までは部長が上長だったから、一気に年齢差が縮まった感じだ。あれ、そういえば、課長っていくつ年上なんだろう…?
これはSuzumeの良いところでもあり、悪いところでもあるのだけれど、昔から人事情報に関心がない。先入観を持たずに接するのが身上。周囲の評判がよくても自分との相性が良くなかったら大好きにはなれない。つまり、噂に流されないのが良いところ。でもサラリーマンである以上、人間関係や年齢・役職等々の情報をちゃんと踏まえた上で、何事も知らない素振りで当たり障りなく接する、という処世術も必要だ。これができていないのが悪いところ。
今日からの職場、知らない人ばかりで大丈夫かな。いきなり失礼なことを言ったりしないか、自分でも心配。容易に発言できないなぁ。

針のムシロ!?

職場の皆さんに挨拶をした後、関係部への挨拶回り。一部は夕方に持ち越す。各部の部長からは「ま、せいぜい頑張んなさい」という言外の圧力を感じる。圧力を感じなかった部長は1人だけだった。理由は、まぁ、わかるけど。でも、明るく頑張ろうと思っていた気持ちが初日から萎んでいくよなぁ。
今度の職場ではSuzumeは超ド級シロウト=しばらくは役立たずだ。笑顔で溶け込む以外の方法はないのだから、smile,smile!
「新」上司の上にいる「部長」は、7年前に仕事でとてもお世話になった人だ。
Suzumeの生真面目で思いつめやすい性格も多分わかっているし、何よりもSuzumeが彼をとても尊敬している。自分の味方だとは思っていない。彼ならSuzumeの能力の可能性も限界も、それから今の立場も冷静に判断してくれて、正直な意見を言ってくれそう。そういう信頼感を抱いている。
今日、関係部への挨拶から戻ったら、新部長が「ちょっとガイダンス」と会議室に招いてくれた。「ガイダンスって、実は雑談。Suzumeの課の人達について、最初に簡単に説明しておくね。」と言って、一人ひとりのキャリアやキャラを説明してくれた。これこそ、まさにSuzumeがわからなくて不安に思っていたこと!!そういうことを何も知らずに転勤してきて困っているだろう、と。気配りが利く部長で、とってもありがたい。ウルウル。