Montblanc

suzume-smile2006-03-24

いつものSuzumeだと、このタイトルなら当然!裏ごしした栗と生クリームがタップリのモンブランケーキのことなのだけれど…(こんなことを書いていたら、無性に食べたくなってしまった)。
今日は、文房具のモンブランの話。
「万年筆のブランドで知っているところを言ってみて」と聞かれて「モンブラン」と答える人はどれくらいいるのだろう。50%?70%?それとももっと高い数字かなぁ。それくらいにモンブランは万年筆の代表的なメーカーとして認識されているのではないかと思う。
モンブランの万年筆。Suzumeが子供の頃からの憧れだ。あのツルンとして光沢のある美しいボディ。繊細なペン先。子供の目にも、それは優美でエレガントなものとして映った。父に万年筆をねだったら、最初に買ってもらえたのはPelikanのもの。これだって安いわけではないけれど、上手に使えるようになったらモンブランを買ってあげるよ、と言われた。初めて手にした万年筆は確かに、それまでSuzumeが使っていた鉛筆やサインペンと違って筆圧のかけ方が難しく、なかなか上手に字を書くことができなかった。
そして数年が経ち、約束通り、モンブランの万年筆が私の手元に届いた。
ワインレッドのボディにゴールドの縁。多分、今のマイスターシュテックに近い、モンブランの典型的なデザインのもの。小学生で買ってもらったそのモンブランはSuzumeの宝物だ。今でも大切に自分の机の引き出しにおさまっている。昔よりも登場する頻度は減ったけれど、Suzumeの大事な思い出と思い入れが詰まっている。だってそれを買ってもらった頃、モンブランが生まれた地に住んでいたのだもの。
今年は、久しぶりにモンブランの最近のラインナップを見ることになった。
今春に卒業する大学院で、論文指導をしていただいた先生に有志で贈物をすることにしたのだ。ただし、万年筆ではなくボールペンだけれど。
今は伝統的なゴールドの縁だけではなく、プラチナラインもあって、そちらの方が人気があるのだそうだ。
スターウォーカーとマイスターシュテックで迷って、やはり選んだのは昔から愛されたデザインのマイスターシュテック。これから先、ずっとそばにおいて使って欲しい、という願いをこめて。