あれっ?真っ暗。

最初は何が起きたのかわからなかった。電車に乗っていたら、車内放送で「えー、ただいま○○線、○○線、○○線が不通になっております」というアナウンス。Suzumeが乗っていた丸の内線はそのまま動いていたけれど、複数の電車が同時に不通だなんて…と思ったら、脳裏にある記憶が…「アッ…!!!」。そう、1995年3月20日の朝。通勤時間帯に同時多発的に地下鉄サリン事件が発生したんだった。え、じゃぁテロ???ロンドンでも先週、テロ未遂で大量に容疑者グループが逮捕されたばかりだし。
そう思ったらとにかく地上に出たくなって(地下に何かに遭ったら逃げ場がないもん)、そのまま一番近かった東京駅で降りてしまった。で、そのまま歩いていると。。。丸の内側はいつも変わらない風景なのに、八重洲口の地上に出た途端に違和感。。。構内が暗いのだ。JRアナウンスに耳を傾けると、どうやら停電。でも新幹線は動いているって。大丸百貨店も、みどりの窓口も真っ暗で、電車の時刻か乗り継ぎを尋ねるお爺さん1人に対して職員数名が右往左往している。そうだよねぇ、今は何でもオンラインとかネットで見ればわかるようになっているから、列車の経路とか発射時刻なんかを記憶している駅員さん(鉄っちゃん?)なんて、きっといないんだよね。
会社に着いた後でテレビを見たら広範に被害が出ていたみたいだけれど、Suzumeは通勤にも遅れはなかったし、会社も家も停電にはならなくて、個人的にはいつもと全く同じ一日。もちろん、そのことは喜ぶべきことなのだ。だって家が停電になったら、冷蔵庫や冷凍庫の中身がダメになっちゃうし。よかった、よかった。でも、何とな〜く時流に乗り遅れた気分でもある(笑)
それにしても三国屋建設、想定外の出来事に経営者をはじめとする幹部も狼狽気味なのかなー、でも当日のうちに記者会見もコメント発表もしないのは不味いよ〜。あたふたして一枚岩で対処できる状況じゃないっていう気持ちはわからなくもないけれど。