目利き 

変な夢を見た。ショートケーキを買って帰宅したら、冷蔵庫に何故かイチゴが3パックも入っていて、ケーキの箱を入れる場所がない。「あれ、なんでイチゴが3パックもあるの?」全く覚えが無い。自分で買ったなら1パックだし。何よりも困るのは、日持ちしない食べ物が3パック+2個、目の前にあること。これだけの量を一両日中に集中して食べたら、さすがに「イチゴはしばらく勘弁!」ってことになるよなぁ。でも捨てるのは忍びない。 …と悩んでいるところで目が覚めた。やっぱり今回、クリスマスにイチゴのショートケーキを買わなかったことを秘かに後悔しているのかも(笑)
ソフトバンクモバイルのCMでブラッド・ピットが“Walk This Way”をBGMにインドの喧騒とした街中を歩いている。カッコイイなぁ…と何となく思ったところで、曖昧な輪郭の記憶が蘇る。そうだ、ブラッド・ピットが大人気になった10年以上前、Suzumeは「一体、どこがいいの!?」と理解できずにいた。でも、今の彼を見るとカッコイイと思える。彼が年齢を重ねて男っぷりを上げた、という解釈もあるけれど、多くの女性が10年前から見抜いていた彼の魅力を、当時のSuzumeは全く感じることができなかったのだ。
「目利き」という言葉がある。器や刀剣、書画などの真偽や良否を鑑定する能力を備えた人のことを言うけれど、人の才能や性格などを見分ける時にも使う。Suzumeは長い付き合いの友人達から「‘ヒト’を見る目はあるけれど‘オトコ’を選ぶ目がない」と言われている。「人の本質を見抜く力」なんて立派なものではないけれど、相手が敵か見方か、ということに対する嗅覚はかなりのものかも知れない、という自負は確かにある。でも、そこに‘トキメキ’が加わった途端、どうやらその勘は鈍ってしまうらしい。自分では周囲の言葉や状況も冷静に受け止めた上で判断しているつもりだけれど、実際は全く見えていないのか。数年前、学生時代からの男友達と話していたら、学部当時のSuzumeの恋愛について今さらながら色々と小言を言うので「なんで、その時にアドバイスしてくれなかったの?」と聞いたら「言ったよ、当時だって。でも全然、聞く耳なんか持ってなかったじゃないか」と。いやぁ、これには少々ショックを受けました。私って、「好きになっちゃうとズブズブで客観視できない」タイプなわけ?以来、自分の「好き」という感情には正直、自信がない。この男友達との会話に登場した元カレとのことは20代前半の話だし、その後だって経験値は確実に上がっているはずだけれど。。。本当の目利きになるには、どんな精進が必要なのかなぁ。
ディープインパクト。ラストランで思い通りのレース展開で圧勝して良かったね。お疲れ様。ありがとう。