Smile

マイケル・ジャクソンの追悼式。日本ではテレビ中継をしていないみたいだったので、パソコンでネット動画中継にアクセスしました。予定時刻を過ぎても、なかなか始まらなくて、間違ったURLにアクセスしちゃったかしら…と心配したけれど、マライア・キャリーの「I'll be there」で始まり、その後は、見事なまでの葬送パフォーマンスが続いて、Suzumeは小さな画面にすっかり釘付けになりました。
ブルック・シールズがスピーチで、マイケルが一番好きだった歌は『モダンタイムズ』の”Smile”だった、と言っていました。Suzumeも大好きな曲です。スティービー・ワンダーが、ピアノで弾き語ったマイケル葬送曲の最後に、”Michael gone”と歌うのを聞いて、ちょっと泣きそうな気持ちになりました。
でも何よりも心を打たれたのは、最後のパリスちゃんの言葉でした。「私がこの世に生まれてからずっと、ダディは誰よりも最高のお父さんでした。そして、一言だけ言わせて下さい。私はお父さんが大好きです。」そう言って泣き崩れたパリスちゃんの姿を観て、画面の前で人目も憚らずもらい泣きをしてしまったのは、きっとSuzumeだけではないはずです。彼女にとっては、たった1人の大事な、かけがえのないパパだったのです。
マイケルが亡くなって数時間のうちに彼の家に押しかけて未発表曲の音源が入ったパソコンを奪い合ったりするような兄弟、マイケルの追悼イベントまでも商売にしてしまうジャクソン・ファミリー。そんな中にあって、彼女の言葉と涙だけは本物でした。そして、はからずも、パリスちゃんの一言によって、このイベントのクオリティはグッと高まったのです。