お雑煮

元旦の朝

元旦の朝は、いつも寝坊することに決めている。
のんびりとお雑煮とおせち料理を食しているうちに、郵便ポストがコトッと音を立てて、誰かが「あ、年賀状だ」と走って取りに行く、正月のそういう流れが好きなのだ。
もっとも、私宛の年賀状が実家に届くことはないのだけれども。
 
今年は久しぶりに兄弟が揃ったので、甥姪が4人も来ていて、少し様相が違った。
子供達は7時過ぎには、布団の中でじっとしていることができなくなり、8時には洗面や着替えを済ませて、リビングで絵を描いたりゲームを始めた。
1人は私が寝ている部屋に来て「おねーちゃん、何でまだ寝てるのぉ?」と聞いてきた(ん?もう起きないとねー、と返事して、実際に起きたのは、その30分後)。
それからお雑煮などを準備して、ようやく食卓についたのは9時。
でも、大人だけの食事と違って、乳幼児がいると大変。
「これは食べたくない」「食べなさいっ、こらっ」。
とか、
「わわわっこぼしちゃったよー」「あー何しているの、まったく。」
とか、
「ママ、聞いて。聞いてよ、ママ。」「はいはい、後でね。」
「後じゃ、ダメーッ。ギャー。」
とか。
騒々しくて、しかも食事がちっとも進行しない。
食べて片付けたら、もう12時。ふーっ。