ようやく復調の兆し

1秒も勉強せず

期末試験が近い。とっても近いのだ。それなのに、週末は結局1秒たりとも勉強しなかった。しなかったのではない、できなかったのだ。咳がひどいし、左のこめかみがズキズキと痛んで、まともに起きていられなかった。土曜日は食事もほとんど取らずに寝ていた。日曜日は空腹のあまりに起き上がったけれど、ヨーグルトやゼリー、リンゴジュース、といった流動食(でも栄養価は高いか…)をひたすら摂取し続けた。乾いたものを飲み込もうとすると咳き込むし、固形物を咀嚼しようとするとこめかみが痛いから、食べられない。日曜の夕方になると、流動食の在庫も底をついてきて、仕方ないので起き上がって買物に行くことにした。
大学院の友人から携帯に「具合どう?」とメールが届く。こういう一言をかけてくれる人がいる、というのはとても有難い。
外に出たら、なんと雪。自転車でササッと買物に行って帰ってこようと思っていたのに…。家の中に引き返して、ブーツに履き替え、傘をさしてスーパーに出向く。目に入るのは、やっぱり、ゼリーやヨーグルト、蜜柑、苺、こんなものばかり。

これだけ寝たら・・・

週末を犠牲にして寝続けたら、月曜朝、だいぶ気分がよくなった。
本来の(普通の)体調とは、こんなにも調子がいいものなのか、と思うほど、(まだ完全に復調していないにも関わらず)週末に比べて呼吸が軽快だ。でも、肝心の試験にはどうやら間に合わないのでは...と不安で一杯。仕事も休めるような状況ではないし、業務時間中にまさか試験勉強もできないし。

頑張れ、の一言が欲しくて

体調管理も実力のうち、と言われたら立場は全くない。
でも、試験を前に大きく遅れをとってしまって、すっかり弱気になっている私は、どうしても誰かに「頑張れ」と言って欲しかった。その一言で、少し勇気を出して頑張れるような気がして。いい年齢をしていて子供っぽいことを、と笑われるかも知れない。私は本当に未熟な精神構造の人間なのだ。自分が信頼をおく誰かに背中を押してもらえないと不安。
あまりにベタな方法だとは思ったけれど、夕方、大好きな知人に「今日はだいぶ気分がよくなったけれど、肝心の勉強が…泣きそう」とメッセージを送った。しばらくして、その人からは「何とかがんばって試験を乗り切って」と返事が届いた。そりゃぁ「泣きそう」ってメールが届いたら、誰だって「頑張れ」と書くしかないわけで…。だから、あまりにベタな方法だとは思ったのだけれど。
でも、その人は多分、私の意図(頑張れメールが欲しかった)を十分に理解した上で「乗り切って」と書いてくれたと思う。買い被りすぎ!?