佳き日、好き友

朝からそわそわ

今日は待ちに待った、友人達との集まりがある。私が今一緒にいて、いちばん自然体でいられる、大事で大好きな仲間達。本日の話題の主役の1人になるはずの人が風邪でお休みなのは残念だけれど、それでもこの集まりには絶対に遅刻しないで行こう、と。
ゲンキンなもので、こういう日は朝から仕事への集中度も違う。
偶然にも、今週に誕生日を迎える人が2人いる。しかもそのうちの1人は、まさに今日が誕生日。そんな日の集まりに快諾してくれたから何かお祝いをしたいね。集まる日が決まってすぐに、私は幹事役を引き受けてくれた友人にメールを出した。幹事の友人は「じゃぁ、銀座近辺で、美味しいお酒が飲めて(←主役の1人はお酒好き)、美味しいケーキが食べられる(←主役のもう1人は甘いもの好き)二次会にすればいいんだね」と、いともあっさりと引き受けてくれた。
その後、発案した私にも「サプライズだから」と言って、二次会の場所を教えてくれない。今日はそんな楽しみもあるのだ。緊急の仕事が来たって振り切ってやる!って思った。

気配りにほろ酔い

1軒目は幹事がオススメのお蕎麦屋さん。この店、私の勤務先から歩いて20分もしない場所にある。なんだこれ、すごく美味しいよー。会社近辺のたいしたことのない飲み屋で満足しているウチのオジサン達に教えてあげたくなる。いやいや、教えたら勿体無いかな。
お蕎麦で仕上げた後に、いよいよ移動。小さな間口、階段を下りてB1Fへ。知らなかったら外観だけで「ここ入ってみようか」とはならないだろう。ドアを開けると、赤と黒を基調とするシックでこじんまりとした空間が目に飛び込む。
ワインが注がれ、しばらくすると店のライトがグッと落とされる。
「え、あれ?」と驚く私達のテーブルへ、フルーツを沢山用いた美しいケーキが銀のプレートに乗せられて運ばれてくる。Happy birthdayの歌の後に、ろうそくを吹き消す2人。ろうそく付きケーキを用意するなんて、何年ぶり?2人とも吹き消す仕草がぎこちなくて、それが新鮮。このケーキがまた、見た目のクラス感を裏切る爽やかさで食べやすい。視覚・味覚ともにとても満たされた。
帰りにお店の方にお礼を言うと「いつも○○様(←幹事)にはお世話になっておりますから」と。シェフが自ら、1Fの入り口まで見送ってくださった。
ちょっと、幹事役の貴方、カッコよすぎだわ。いつも宴席で気の利かない私にも気を配ってくれるし、こんな素敵な誕生日を用意してもらったら、それだけでクラッときて好きになっちゃうかも(今も大好きな友達だけどね)。
こういう人は仕事もとてもデキるんだろうな。