心を掘り下げる

渋谷でランチ

先週、会うのを延期した知り合いAKと渋谷でランチ。場所はVIRON(ブーランジェリー・パティスリー・ブラッスリー ヴィロン ストリートファッション マーケティング ウェブマガジン ACROSS(アクロス))、AKが今、一番ハマッているパン屋だ。
AKはSuzumeより4歳ほど年上の物理を専門としている理学博士だ。といっても何が専門なのか、何度聞いても私にはよくわからない。親しくしているのは、AKが単なる理数系人間ではなく、心理学や文学に興味を持っている人だから。私とそういう話をするときに、必ず答えを探そうとするところや、そのアプローチが科学的なのが新鮮。私の場合はchaos状態で留まってしまうから、AKの少々強引なまでに追究する姿勢から学ぶことが多い。
大学院の成績から話は始まり、Suzumeが気にかけている知人のこと、それから対人関係において自分が傷つかないための防衛、Suzumeが「頑張らない」ようになったターニング・ポイントについて(「気合が足りない! - SUZUMEの日々Ⅱ」参照)、と話題は変遷した。
 
本日のAKとの会話で学んだこと。
1)数学は語学と同じ。かけた時間と頻度に比例して上級者になるもの。数式を使う科目が苦手なのは、それに対して投じる時間数が足りないだけで、ある一定の時間だけ取り組んだら必ずbreak throughがくる。
2)人生において守りに入っているタイプの相手に対しては、自分が望む関係から隔たりがあっても、相手が余計なストレスを感じないで済む方法で接するべき。
3)相手に失望した時、その関係を断ち切らずに相手の考えを正そうとinvolveするのは親切だからではない。(私は、自分が「一度は信用した相手」を最後まで信じたいと願うお人好しで、しかも見捨てることのできない優しい人間だからinvolveしてしまうのだと思っていた。)「その人を信じてしまった」自分の判断や気持ちを正当化したいからに過ぎない。
4)信念とは、自然に生まれるものではなく、どちらの方向を向くのかを自分で決めること。後は思い込みの世界。
 
特に3)。厳しい意見だったけれど、本当にそうだ。
Suzumeは決してお人好しではなく、傲慢で自己中心的だったんだな。