ソニーがSONYに

やっぱり1面

昨日の深夜、ネットでソニーの出井会長・安藤社長が退任して外国人がトップに、という情報が流れていたけれど、やはり今日の日経新聞では1面トップの扱いだった。まぁ、当然だろう、ピーク時には東証一部全体の時価総額の3%を1社で占めていた、ソニーって、そういう会社なのだから。
出井さんが社長に就任してからのソニーの躍進はすごかった。。。でも、その勢いはこの1年ですっかり影を潜めていたと思う。
Suzumeが自分の仕事関係で覚えているのは「ソニーショック」と言われる昨年4月の決算発表。前触れなしに突然、大幅な営業減益の決算を発表したのだ。東京証券取引所には、そういう大きなサプライズはポジティブなものもネガティブなものも、とにかく予測できた時点で先に情報開示しなければならない、という規則があるのだけれど…。ソニーは製品が優秀なだけでなく、株式市場でも情報開示の優等生的存在だったから、この行為は誰もが意外だった。で、株式市場に大きな衝撃を与えたから「ソニーショック」って呼ばれている。
夕刊にも書いてあったけれど、今日のソニー株価は、前週金曜との比較で+80円。経営陣の刷新がエレクトロニクス部門を立て直す好機となって業績回復が期待できるとの空気が市場に現れた結果、と解説されている。新聞というのは上手い書き方をしている。確かにそうなのだろうけれど、これは裏返せば、これまでのソニー株価は業績の低迷、もっと突っ込んでしまえば出井−安藤体制であるが故のディスカウントが織り込まれていた、ということだ。
Suzumeが通っている大学院の授業で、経営トップが交代したときに株価がどう動くか、という実証分析(こういうのをイベント・スタディーというらしい)のペーパーを読んだことがある。出井−安藤体制に対して肯定も批判もするつもりはないし、株価が動く要素は他にもあるだろうけど、単純化して考えると、そういうことなのかな、と思う。
かなり受身な性格だから(考えるのをサボっているとも言えるが)、今まではどんなニュースも新聞やテレビの言葉をそのまま「ふぅ〜ん、そうかぁ」って受け止めて終わっていたけれど、学校に通ってそういう授業を聞いたおかげで少し経営学とか経済学的な視点で事象を捉えることができるようになったかも知れない。

夜、オアゾ

丸の内オアゾの和食「えん」。食事をするのは初めて。Suzumeは用事が1つあったから、だいぶ遅れて合流した。一緒にいた人に「Suzumeって、顔がウサギに似ているって言われない?」って。
淋しいのを嫌がるところは「ウサギみたい」って言われたことはあるけど、顔がウサギ???
脳みそが小さそうってことかなー。