機転を利かす、とは

歓送迎会

今日は上司の送別会。担当役員からセッティングするように言われて、だいぶ前にアレンジしたのだけれど、その役員ご本人もめでたくご昇格、Suzumeの所属部門の担当を今月末ではずれることになった。T氏も考えてみれば1月に着任したばかりだし、周囲を見渡せば去就に無関係ないのはSuzumeだけ…。世の中の動きに一人だけ取り残されたような感じがして、悲しいような腹立たしいような。 
場所は汐留シティセンタービル・D4「すみれ家」(http://www.sanwa-kosan.co.jp/d4tokyo/sumireya/index.html)。会社から二手に分かれて移動することになって、部長が「Suzume、店の名前は『あじさい』でしたか?」と聞く。部長、頼みますよぉ〜、あじさいも花の名前だし紫色も共通だけど、全然違うじゃん(笑) T氏と2人、先に着いて、お店の前でお偉い方々を待つことにする。店の前は、ホテルのダイニングフロアーでたまにみかけるような、広いウェイティングスペースになっていてソファーが8人分。でも、すでにほとんどが埋まっている。。。しかもどう考えても待ち合わせではなさそうな人たち。どうやら、穴場の休憩スポットと化しているようだ。
このビルは41&42Fが飲食店の入ったフロアーになっているけれど、中央のそのスペースは2階分を吹き抜けにしてあって、それがゆったりと落ち着いた空気を演出している。まずはそんな入口の環境が気に入った。
個室を頼んであったけれど、そこも天井が高くて◎。若干、ライトが暗めに絞ってあるのが惜しい。プリフィクスの皿も、皿の上に載せられた料理もそれぞれ感じがよく、また給仕してくれた女性店員がD4内のbar「月華」に食事後スムーズに移動できるようにはからってくれて、従業員教育も概ね行き届いている方だろうか。

軽口とセクハラの境界

さて、宴席では担当役員が開口一番、「Suzumeはなんでこの店を知っているんだ?誰と来た?」と言ってきた。こういう質問には本当に答えに困る。正直に「店の存在は雑誌で知っていたので、あとはネットで調べて…」と説明し始めると「お前はつまらん」と言われてしまった。お酒が進むうちに、主役の1人のお嬢さんが翌日に結婚式をあげるという話から、関連会社の米国人が同じフロアの女性と結婚する等々の話題に移ったところで、再び「お前はどうするんだ」「(独身の米国人が結婚してしまうことで)惜しいことをしたとか思わないのはおかしいんだよ」ともう一発を喰らった。酒席の戯言だし、その役員のお人柄を考えれば一つ一つの言葉に悪意はないと思うし(Suzumeは役員としての彼を尊敬しているし)、これも仕事の一環だと思ってしまえば、その場は何でも聞き流せる。でも、翌日に思い返すとやっぱり胸の奥は痛むよね。何に対する胸の痛み?他人から立ち入ったことを言われたこと、というのも少しあるけれど、多分、言わせてしまう自分の存在(の軽さ)とか、そんなことぐらいで傷つく自分自身の心の弱さに対して、なんだろうなぁ。
仕事では男性社員と同等の立場だし気丈でありたい、と努めているけれど、プライベートの私は打たれ弱い
こういうときに、相手を興ざめさせずに済んで、しかも自分も自虐的にならずに済むような受け答えとか聞き流し方って、どうすればいいのかな。自分はまだまだ場数を踏んでいない、というか修行が足りない。