若手という自覚

キャリアプラン

現在、会社の中でも少し特殊な部門に籍をおいている。そのせいか、職場は肩書きの偉い人が大勢いて、Suzumeは社歴○年選手なのに、フロアの中では年齢の若い順に数えた方が断然に早いポジションにいる。他の部門にいる同期は何人か後輩がいて、彼らにアドバイスをしたり育成するような立場なんだけど。
マネージング業務が免除されていて、一担当者としての業務に専念できる、というのは、楽をさせてもらっているのかも知れない。でも、いびつな組織で自分が下っ端だと、「こんな仕事しかないのなら、自分じゃなくても入社数年目の社員でもいいんじゃないか」と思うような業務がとても多くて、達成感や満足感ともほとんど無縁。少なくとも、この2年半はずっとそうだった。
これから先の会社人生、ずっと今の仕事がやれるのなら「少し長い下積み時代」だと思えばいいから不満もない。今の上司がやっている仕事はいずれ自分がやるのだ、という意識を持って携わることができるし、「自分なら多分こんな進め方をしたい」などと考えるのはとても楽しい。でも、何年かで他部門に異動することが前提の場合、今の私の立場は不幸だ。他の部門にいれば当に身につけているはずのリーダーシップやマネジメントの経験が皆無。受け入れる側だって、「今までそういう経験がないの!?」とびっくりしてしまうだろう。
つまり、今のポジションにいる時間が長ければ長いほど、他の部門では役立たずになっていってしまう。いや、既にもう役立たずなのかも知れない。こういうのを英語では「spoil」(甘やかしてダメにする)と言うらしい。
ここ数年、そうなることが不安で毎年のように上司には異動を訴えてきたけれど、結局のところ実現しないまま6年半も経ってしまった。それならば、いっそのこと、ずっと今の仕事をやらせて欲しい、と本気で思う。この分野の先進企業では、専門分野として長い時間をかけて社員を育成している、という話も聞く。

若くないのに「若手」

よくわからないけれど、今の部門に「若手会」という集まり(飲み会)がある。わからない、というのは「若手」の意味のこと。ある役職未満、という約束で始まったのだけれど、2年前にその対象から外れた社員が「自分は特別参加」と称して無理やり参加し、以来、定義がなし崩しになってしまった。裏では皆「あの人は何で参加するのかなぁ」と言っているけれど、誰も本人にレッドカードを出さない。色んな意味で、みんな大人だなぁ。今日は、その「若手会」があった。実はSuzumeは、その先輩がベタベタと触ってくるからとてもイヤ。他人に触られるのがイヤ、というのではない。スキンシップは信頼感や親近感の表れだと思うから嫌いじゃない。でも彼の場合は、露骨にH系「おさわり」だから。今日も案の定ベタベタしてきたから、その手を思いっきりはねのけてしまった。そしたら「お前な〜、たまには先輩の言うことを聞け」だって。
こんな時まで言うこと聞かないとアカンの〜?