桜前線もいよいよ北上

suzume-smile2005-05-04

桜に「富士」

昨日、テレビでみた弘前公園の桜は素晴らしかった。
数年前のゴールデンウィーク弘前に行ったけれど、ここ数年は温暖化の影響で桜の開花が早期化、大型連休前にピークを迎えてしまう、という話だった。確かに、その年の弘前公園ではソメイヨシノはほぼ終わりだった。お堀周りの桜は風が吹かなくても、はらりはらりと舞い落ちていた。それはそれで、水面に桜の帯が流れているみたいで綺麗だったけれど、でも桜が終わりを迎えている寂しさが漂う。その代わりというわけではないが、枝垂れ桜(弘前公園は枝垂桜も沢山ある)が満開で、桜と岩木山を背景にして写真を撮ると「わぉ。これぞ the ニッポンの風景」という1枚になった。
今年の青森は豪雪で大変だったから、桜の開花も遅れたらしい。そのおかげで、今年は大型連休のために咲くのを待っていたかのように、一斉に花が開いた。辛い冬のあとに訪れる春は喜びもひとしお。そういう晴れやかな咲き方に見えた。
追手門から弘前公園に入り、枝垂れ桜の枝という枝にピンク色の花がたわわに咲いている(実っている!?)場所を抜けて展望台のような場所にいくと、真正面に岩木山が大きくそびえている。標高はそんなに高くないけれど、頂上から裾野までは流れるような弧を描き、「津軽富士」という別名にふさわしい優美な姿をしている。本当に美しいフォルムでウットリしてしまうんだよねぇ。なぜだか、花札の絵柄を連想してしまうけど(笑)

またお菓子の話だけど

そういえば、先週の週刊文春(GW特大号)で、林真理子さんがエッセーで弘前のことを書いている。なんでも若い頃に、弘前のあるお菓子メーカーのリンゴパイの広告を担当したとか。このお菓子メーカー、昔はもっと小さい規模で経営していたと思うけど、今や青森県内のちょっとしたデパートやお土産屋さんに行くと必ず商品が並んでいる、そういう超大手となってしまった。
Suzumeが好きなのは、青森のお店なんだけど「おきな屋」の「林檎仙」というお菓子(http://www.a-okinaya.co.jp/shohin/ringosen.html)。サイズも小さくて手ごろだし、見た目も可愛らしい。青森=リンゴ、というのが鬱陶しい人には、「旭松堂」の「バナナ最中」(http://tsugaru.cside.com/kyokusyoudou/kyokusyoudou.htm)を。これは本物並みにズッシリ食べ応えがあるので、空腹時にオススメかな。しかし、なぜに弘前でバナナ…。
ま、そういうことは追究しない方がよい。東京にもバナナがあるものね(東京ばな奈)。