お買物願望

夏物

ようやく初夏の陽気がやってきた。といっても、季節の変化を感じるような時間帯に外を歩けていないけれど。毎年、この時期は着るスーツにとても困る。冬物はもう生地の厚みやその印象から言って厳しいし、夏物は軽量でいいけれど薄手だから日によっては肌寒い。建物の中は意外と暑いから、夏物スーツの下にしっかり着込む、という技は使いにくい。そもそも、夏物のスーツでも長袖っておかしいよね、日本の気候では。これは男性の格好にも共通して言えることだけれど。

お店からの案内

きちんとしたスーツは10着あれば8着を同じ店で購入している。いわゆる「お得意様」だ。
社会人なりたての頃は、薄給の中で「今日もまた同じ服を着ている」という印象を与えないだけのワードローブを揃えるのは大変で。「コストパフォーマンスのいい服」をいつも探し回っていた。
若いうちは安っぽい服でも年相応に着こなせる、というメリットもあったし、探し回る時間もあったし。それでも毎月、給料日前の数日間は給与口座の残高がマイナスだった。その頃からの目標は、ある程度の年齢になるまでに「生地や縫製のいい自分向きの店」を見つけること。
で、数年前に、その店とめでたく出会った。当時からSuzumeを担当してくれている女性が、いつもシーズン毎に入荷した主なラインナップに、Suzumeに似合いそうな服のコメントを添えて手紙を送ってくれる。同じ店で購入して、しかも担当も決まっていると、自分のワードローブや好みを把握してくれているから買物もラクだ。余計なものをしつこく宣伝されることもない。
数日前に今シーズンの案内が届いた。夏物で少し服の入れ替えをしたいと思っていた。近日中に行ってみよう。