師弟愛、かな

2ヶ月の研修

来週から2ヶ月、渡米して取引先で研修を受ける先輩。彼が不在の間の各種業務を色んな人が引き継いでいるのだけれど、Suzumeも定例会議に用いる資料の作成を代行することになった。その他諸々の引継ぎを夕方6時過ぎてから実施。先輩がいない間に中間決算もあるんだけれど、大丈夫かな…。
そして、いつものように周囲は早々と退社していく。
でも日頃、彼と仕事を組んでいる上司M氏も今日は残業。そのM氏が喫煙コーナーに行っているときに先輩が「今日はM氏と食事して帰ろうかな」と言い出す。
「え、M氏と約束しているんですか?(だってM氏は当日誘っても「私は今日はいいです」って帰ってしまうイメージだから)」と聞くと「うぅん、別に約束してないよ。でも何となく今日はそのつもりでいてくれているような気がするんだよねぇ。」と。
そもそも、その先輩が当日に寄り道提案をすること自体も珍しいのに、そんな話が成立するのだろうか…と考えるSuzume。
夜7:30頃になってSuzumeが仕事を片付けにかかるとM氏が「今日は彼の研修の壮行で軽く食べて帰ろうか」と言い出す。
え、えーっ!!そんなことを言うM氏を見るのは初めて〜!
Suzumeは、色々と二人で話したいこともあるだろうと思って「私は遠慮しますので、お二人でどうぞ」と言ったのだけれど、M氏が「二人より三人の方がいいし」と言ってくれたので同席。結局、普通の宴席の会話に終始してしまった。
でも、先輩はM氏が2ヶ月間(1人になって)寂しい思いをするのではないかと気遣い、M氏も彼を研修に送り出す心配りを見せて、それが双方向に通じ合っている。う〜ん、普段は2人とも相手に対して冷たいことを言っているけれど、そこにはちゃんと師弟愛があるんだな〜、とSuzumeの心は温かくなった。