留守番電話

午前中、家でダラダラと「サンデー・ジャポン」をちゃんと見るわけでもなく聞き流しながらネット検索をしていたら、電話が鳴った。
Suzumeは、家にいるときでも電話にはまず出ない。理由はいくつかあるのだけれど、セキュリティ対策と迷惑電話をやり過ごすため、というのがメインかな。
①本当に用事がある人は留守番電話にメッセージを残してくれるはず(マンション投資とか売り込み電話を受けたくない)、②友達だとしても、あまり長々と話されると嫌だ(長電話するくらいなら直接会っておしゃべりしたい)、③在宅時に電話に出る習慣にしていると、留守番電話の時には「今日は家に誰もいない」ということがわかってしまう(セキュリティ上、よろしくない)。
今日は、留守番電話に切り替わった途端に懐かしい声が聞こえてきた。
「もしもし、TTです。明日、東京に日帰り出張するはずが急遽1泊に変更になったので、会いませんか?メールを後で送っておくので、都合を聞かせてください。」
簡潔で無駄がなく、しかも必要な情報はちゃんとおさえてあるメッセージ。
留守番電話って、ちょっと慌てるよね。Suzumeなんて「あの、○○でぇ〜」としどろもどろになってしまうのに、彼女のこういうところが「コイツ、デキるな」と感じちゃう。
TTとは、高校3年間が同じクラスで、学部は違うけれど同じ大学に進学した仲で。その後、彼女は研究者として大阪で就職してアメリカにも何年か行っていたから、会える頻度は少ないのだけれど、いつも話していて気持ちのよい相手。
明日は、Suzumeの授業が終わった後にキャンパス近くで会うことになったよ。楽しみ。