東京一の夜景

授業の後、出張で東京にきている親友と会うことに。彼女に共同研究機関との宴席が急に入ってしまったため、Suzumeの通う大学院の近くまで来てもらうのは難しく、東京駅で待ち合わせることに。22:30近い時間でも多少の食事ができて(Suzumeは空腹)、でも深夜営業だとついつい深夜になっちゃうし(明日も仕事があるからほどほどで帰りたい)、「満席でして…」と言われて何軒も探すのはイヤだし。
そう思って選んだのは「Breeze of Tokyo」(BREEZE OF TOKYO ~丸ビル~(丸の内/イタリアン・フレンチ) - ぐるなび)。キャッチの通り、東京一の夜景かどうかは少々疑問だけれど、ここから見える景色がとても美しいのは事実。もっとも、そのためにチャージ@1000円を払うんだけどね(笑)
Suzumeが食事をした店の中で、東京一の夜景は多分ここ(http://www.roppongihillsclub.com/dining/index.html)なんだけれど、さすがに自分では行けない。会員じゃないもん。

女性が働くということ

Suzumeの親友TTは民間企業の研究者。大阪で就職して、結婚もして子供も2人いる。ご主人は地方大学で教鞭をとっているので、日常的には母子家庭と同じ。幸いにもご主人のご両親が近くに住んでいるので、今回のような出張があるときは預かってもらえるらしいけれど、そういう生活をしながら研究者として第一線で頑張っていくためには相当なエネルギーと忍耐力が必要だろう。勤務先に、子供が9歳になるまでは時短勤務制度がある、というのは企業としては手厚いシステムを導入している方だろう(Suzumeの勤務先は「一流上場企業」だけれど、そんな制度はない)。子供が熱を出したりしない限り、TTは通常勤務をしているらしい。それはTTが「自分の仕事の成果が十分でないときに、それを育児のせいにしたくない」という負けん気の強さから選択しているスタイルだと思う。アメリカの大学に研究員として呼ばれたときにも、彼女には辞退するという選択肢は無かった。本当にその根性には、同じ働く女性として頭が下がる。けれど、いざというときに利用できるシステムが用意されている、というのは女性が働き続けるときの重要なファクターではないだろうか。
Suzumeは今はまだ自分一人のことだけを考えていればよいのだけれど、今の環境でTTのような家族構成だったときに、同じような生き方ができるとは思えない。鶏と卵の議論みたいだけれど、一人でいることに不安を感じつつも別の人生スタイルに踏み込めない理由は、ここにもあるような気がする。
猪口邦子内閣府特命担当大臣少子化男女共同参画担当)には改革を期待したいけれど、彼女は大学の研究職という専門職だったから、民間企業で働く女性の立場はよくわからないだろうなぁ。初当選でいきなり入閣するだけでも周囲は心中穏やかじゃないのに、先輩議員への根回しもなく独断的な言動をするから、閣内や党内から批判も多いし。もっと上手に立ち回って欲しい。