団塊の世代

よく聞く言葉だけれど、属性を知らない。いやいや勿論、どの年代の人かは知っている。戦後日本の歴史に照らして「1970年前後の学生紛争の頃に大学生だったのか」とか「フォークソング世代ね」とか。その程度には思うけれど、それが彼らの思想にどういうインパクトを及ぼしているか…ってことまでは、ね。
そして、団塊の世代に応援歌を送るオトコ、小田和正。今日は「小田和正の日」。
まずはNHK-BS2。ゲストに小田和正氏を迎えて、お酒を飲みながらのトーク番組。小田和正氏の名古屋でのコンサートに星野仙一氏がゲスト出演したのは、TBS「クリスマスの約束」(http://www.tbs.co.jp/program/crismasnoyakusoku_20051222.html)で見て知っていたけれど、実はこの企画と繋がっていたのか…。そして、今年発表した曲「たしかなこと」に込められた団塊の世代へのメッセージについても語られている。
それからNHK「人間ドキュメント」。1/22放映分の再放送らしい。BS2の番組を見終わって、寝る前にTVのタイマーをセットしようとNHK総合にチャンネルを合わせたら、ここにも小田和正氏が出ていて一瞬「???」。
Suzumeは小田和正氏が5人でオフコースを結成していた頃からのファンで、昔はコンサートにも行っていた。解散コンサート(1回目は日本武道館、2回目は東京ドームだったと思うけどSuzumeが行ったのは2回目)で、小田さんが「言葉にできない」で本当に声が(涙で)詰まってしまった時には、聴いているこっちまで涙ぐんだものだ。(←あぁ、こんな書き方をすると急に老け込む ^^;)
今はCDを聞くだけで会場に足を運ぶことはないのだけれど、58歳にもなった今もあの高い澄んだ声を出せるというのは驚異的だ。楽曲というのは編曲によって全く違う仕上がりになるものだけれど、小田さんの場合はとにかく、彼の声が聴衆の心に何かを届ける大きな力を持っている。
しかし彼は本当に口が悪い。前述のTBSの番組でも、コンサート各地で彼を見つけて群がるオバサマ達を「ババァ、うるさい」と言っていた。誰でも等しく年齢は重ねるもので、皆いつかは年を取るんだから、そういう言い方はダメだよね〜。あんなに綺麗な日本語の歌詞を作る人がそういうことを言っちゃぁ、幻滅するよ。