気になる腕時計

ドラマで女優が時間を気にして腕時計に視線を走らせる。その瞬間、腕時計がアップになる。あるいは、手先の動きで微妙な心理を演じるときに大きく映し出される指にはめられたリング。こういう映像を条件にジュエリーブランドは商品を提供する。そんなことは承知で、やはりSuzumeはジッと映像をみてしまう。
今日、気になる映像として紹介するのはドラマ「アンフェア」2月14日放送分と、ダイハツ・エッセのCM。
「アンフェア」は篠原涼子主演の刑事もの。今クールのドラマで、一番気になっている番組は他にあるのだけれど、それはまた後日。アンフェアはストーリーの方向性がイマイチ見えないのだけれど、何故か観てしまう。先日放送された分は、DVDに録画して今夜観た。篠原演じる雪平刑事の携帯電話に犯人から電話がかかってくる。
「7時に東京タワーへ行け」
腕時計を見る雪平刑事。その時計の針は6:35を指している。ん？25分で仕度して東京タワーに辿り着けるなんて、一介の刑事がどういう場所に住んでいるんだ…って、ツッコミを入れるのは住んでいる場所ではなく、ここでアップになった腕時計。フランク・ミュラーのサンセット。刑事って意外と高給取りなのね。ドラマの腕時計は、フェースが黒で数字が白抜き。この写真よりもずっと素敵で、Suzumeは「うわぁ、欲しい〜」と思ったけれど、やはりフランク・ミュラーはお値段がねぇ。。。普段遣いにするには、Suzumeの金銭感覚では高い。
かたや、ダイハツ・エッセの新CM（http://www.daihatsu.co.jp/showroom/cm/esse/index.htm）。庶民的というにはほど遠い雰囲気の黒木瞳が、スーパーに行ってタイムサービスで半額シールの貼られた肉に手を伸ばす。彼女が車中で時間を確認する、その腕時計にはロゴが一文字も入っていない。でも、デザインを見る限り、Folli Follieの商品だと思う。タイムサービスを狙う主婦が高価な腕時計をしていたらおかしい、ということで選んだのだろうか。だとしたら、なぜロゴを消してあるんだろう。Folli Follieの腕時計は可愛いけれど、ストラップの品質がもう一歩。ファッション時計だから、10年20年使い続けられることを期待しちゃいけないのかもしれないけれど。そういえば、文字盤の雰囲気は、ちょっとフランク・ミュラーと似ているかもね。