南京玉すだれ

会社の友人の結婚披露宴。生まれて初めて、生の「南京玉すだれ」を見ました！
しかも披露してくださったのは、新婦の「上司」。上司自ら芸を・・・涙ものです。
本当はその方の技の写真（バッチリ撮りました！）を載せたいのだけれど、顔もバッチリ写っているからプライバシー保護ということで。残念。
玉すだれ、お道具も意外と高いし、それに唄も長いし（下記）。技も想像以上に難易度が高そうでした。
　
アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さて、さては南京玉すだれ
チョイと伸ばせは、浦島太郎さんの 魚釣り竿にチョイと似たり。
浦島太郎さんの、魚釣り竿がお目に止まればおなぐさみ、お目に止まれば元へと返す。
　
アさて、アさて、さては南京玉すだれ。
チョイと返せば、瀬田の唐橋、擬宝珠ないのがおなぐさみ、
瀬田の唐橋、お目に止れば元へと返す。
　
アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さて、さては南京玉すだれ
チョイと伸ばせば、チョイと伸ばせば、おらが在所のご門でござる。
おらが在所のご門が、お目に止まれば、炭焼き小屋へと早変わり。
炭焼き小屋が、お目に止まれば元へと返す。
　
アさて、アさて、さては南京玉すだれ。
東海道は五十と三次、中山道は六十九次、あまたの宿々、なくてならないそばやの看板。
そばやの看板、お目に止まれば元へと返す。
　
アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さて、さては南京玉すだれ
チヨイと伸ばせば、チョイと伸ばせば、阿弥陀如来か、釈迦牟尼か。
後光に見えればおなぐさみ、阿弥陀如来が、お目に止まれば元へと返す。
　
アさて、アさて、さては南京玉すだれ。
チョイと返せば、日本三景は天の橋立、浮かぶ白帆にさもにたり。
浮かぶ白帆が、お目に止まれば元へと返す。
　
アさて、アさて、アさて、さて、さて、さて、さて、さては南京玉すだれ
チョイと返せば、日米国旗にさも似たり。
日米国旗がお目に止まれば、しだれ柳に早変わり。
しだれ柳に飛びつく蛙、蛙いないがおなぐさみ。
アさて、アさて、アさて、 さて、さて、さて、さて、さては南京玉すだれ。
　
さて、この上司、いつ練習したのでしょう…大変だったろうなぁ。