水で涼を楽しむ

久しぶりに会う友人が選んでくれた店は「カスピタ!東京(カスピタ! 東京(東京駅(八重洲)/イタリアン(イタリア料理)) - ぐるなび)」。地下に潜って店内に入ると、そのすぐ左側の壁伝いに水が流れている。
地下で(窓が無い)天井が低いと何となく閉塞感があるものだけれど、同店は壁を明るいオレンジがかったベージュ色にしていて、そういう印象を払拭してくれる。座席数が比較的多いので、音を逃がす空間がなくて店内が騒がしいのはやむをえないか。
料理はカジュアルなイタリアン。料理は、それなりに。まぁ、これといった個性はない。「うわぁ、何これ〜美味しい!」という出会いもない代わりに失敗もなくて、寛いで食べられるというところだろうか。お酒をほとんど飲まないSuzumeは他の人よりも食事に対する執着があるので、こういう書き方をしてしまうけれど、決して美味しくないわけではないのです、ホントに。味も濃すぎず、食材も基本をキッチリおさえているし。カジュアルイタリアンのスタンダードから外れていない、と言えばいいのかなぁ。今日のように、飲んでおしゃべりすることがメイン(Suzume以外の人は食べるより飲むことが大事)の席では「これ、中に○○が使ってあって美味しいねぇ」みたいな発言が話の腰を折らないように、食事は適度な美味しさで脇役に徹している方がよいし、むしろ店内の雰囲気や接客が大事だったりする。そういう点では、Suzumeは壁を流れる水とそれを青く照らしている演出が涼やかで気に入ったよ。
それにしても、集まった1人がいきなり「昨日、3年付き合っていた相手から『他に好きな人ができたから別れたい』って言われた」って言うから、引っくり返りそうになって。。。本人もまだ動揺が激しくて(何しろ、全く予感がなかったらしい)詳しくは聞けなかったけれど、いやぁ久々に波乱万丈の空気を味わいました(^^; 相手の人のことを知らないけれど、よぉく話し合った方がいいと思うなぁ。これまでに、別れを切り出されるような予感や思い当たる節が全然なかったのなら、なおのこと。話し合うことで何かが変わるチャンスはまだあると思うけど。