焼肉終着駅へ

とうとう行ってしまいました!あの伝家の宝刀、ヤキニクエスト(YAKINIQUEST - ヤキニクエスト 焼肉 焼き肉)が最高点の「感動度5」を付け、「焼肉を追い求め続けたものだけがたどりつく「焼肉終着駅」」と記述した名店「金龍苑」に。
ちなみに、事前にインターネットで店名検索して得た書き込み情報は、概ね正確です。
まず予約段階から、お母さんが愛想が全く無くて手強い。
先輩が電話してくれたのだけれど、お母さんが必ず出るのに、予約をお願いすると「息子が今いないからわからない」とか言われちゃうし、再度電話したらお休みでもないのに「(電話は)明日にしてくれ」と断られてしまった…。
当日、会社を18時前に出て、京成・新三河島駅へ。こんな場所、東京育ちのSuzumeも一度もきたことないよ〜と思いながら、地図通り店に向かう。商店街でも飲み屋街でもないガード下にポツンと1軒だけあって、その店構えも通りすがりで「食べてみようかな」とは絶対に思えない年代物。
店に着いて「とりあえず…」的に注文をすると、「ハラミは今は不足気味だからね、1人につき1人前までだよ。それから追加注文は1回だけ。そう決めているからね。」と言い渡される。先輩が「追加注文1回って、ハラミのことだよね」とSuzumeに小声で言うので「いえ、ネットには『注文は2回までしかできない』って書いてありましたよ。だから次の注文で全部一気に頼まないと。」と返事。皆で次の注文戦略を立てる。
ヤキニクエストでイチオシのタン塩は、相変わらずの事情で出していなかった。
Suzumeは素材の味わいをとても重視しているので、焼肉はタレよりも塩を好む。当然、ハラミは塩でオーダー。やや厚めのカットのハラミは噛み応えがあって美味しい。でも、途中でビールを持ってきたお母さんに「そんなナマな部分が残ってちゃダメ。焼きが足りないよっ。」と言われてしまった。ゴメンナサイ、お母さん。
他にタレでカルビとロース、それからレバ焼きをオーダー。これらは、それなりの美味しさ。一番の出色はテグタンスープ。どこにもテグタン(鱈)が入っていない野菜と肉がたっぷり入ったスープは、辛いけれど旨み成分がタップリ溶け込んでいて、口の中で甘みも広がってくる、とても深みのある美味しさ。これはSuzumeもすご〜く感動。これだけをいただくために再訪してもいいくらいだ。
なお、お母さんと違って息子さんは腰も低くて愛想がよい。お母さんも常連さんには多少の笑顔を見せていることも発見。1ヶ月のうちに2,3度通って顔を覚えてもらえれば、緊張することも無くなるかもしれない。。。
換気扇が十分に回転していないから、身体中も荷物もすべて焼肉臭くなるので覚悟が必要。Suzumeは電車の中でも周囲に申し訳ない気持ちで一杯だった。帰宅して脱衣所に直行、服もハンドタオルもすぐに洗濯、自分も即行でシャワーを浴びた。間違っても綺麗な格好をして行ってはならない。
店の内装も客への愛想も省略している分、極上な肉(と飛びっきり美味しいテグタン)が廉価で食べられる。そう割り切ることのできる人にはぜひぜひ、オススメしたい。