冥王星の運命

suzume-smile2006-08-25

国際天文学連合総会によって太陽系の「惑星」は8個と再定義され、冥王星は「矮惑星」という別の区分になった。要は格下げかぁ。。。惑星とは、①太陽を周回して、②自己重力があり、③公転軌道上の球状の主要天体である、という3つの条件を満たすものであって、冥王星は「海王星以遠の矮惑星」と位置づけられたのだ。そういうわけで、一時期はニュースにもなった、冥王星近くにあるカロンやセレスなどの惑星への仲間入りも再定義とともに消えた。
Suzumeは「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」って暗記したクチで、今さら3つも4つも惑星が増えても覚えられないなぁ、と思っていたからホッとしました。暗記が苦手なので、アフリカ大陸の国々も、ベルリンの壁崩壊後の東欧諸国の名前や場所もちっとも覚えられないし、もうこれ以上、色んな常識が激変するのは勘弁して〜って感じ。まぁ地理に弱いのは、歴史の変化とはあまり関係がなくて、中学の時から覚えられなかったんだけど(^^;
さて、冥王星のランクが下がってしまった、というこのニュース。そこまで大々的に報道するようなことか!?というくらいの扱いだった。何しろ夜のニュースでは、天文学連合総会の会場から議決状況を中継しているほどだったのだから。なぜ、そんなに騒ぐの?って不思議に思う。
1つは、世界の超大国アメリカが騒いでいる、ということなんでしょうねぇ。何しろ、冥王星アメリカ人が発見した惑星だから。アメリカって世界のリーダーを標榜するけれど、極端な表現かも知れないけれど、実際は「自分大好き」「自分だけが大事」というナショナリズム大国だと思うわけ。だから、今回のことはアメリカ人の誇りに賭けて、大問題なのではないでしょうか。
プラス効果もあったと思う。ディズニーキャラのプルートが俄かに注目を集めたこと。彼はミッキーのペットという位置づけのキャラクターで(だから言葉は話さない)、最初は名前が無かったのが冥王星発見にちなんでプルートって名前になったの。ミッキーとミニーの違いは誰でも知っていても、グーフィーとプルートの区別がついていない人は意外と多かったから、今回のニュースでプルートの認知度がアップして、Suzumeは嬉しいよ。