「小岩井」ブランド力

本日、丸の内でランチ。少し早く着いたので、丸ビル1Fオフィスエントランスのロビーで待つ間、江國香織ウエハースの椅子」を読む。この本は、彼女の数ある作品の中でもお気に入りの1冊で何度も読み返しているのだけれど、今回も次第に描写にはまり込んで、相手が近づいたことに気づかず…。
雨が降っていたので、そのまま丸ビル内で食事をすることに。丸ビル内のお店を知らないから「5Fで選ぶ」と決めて、一通り見て回って選んだのは小岩井農場の直営レストラン「小岩井フレミナール(小岩井フレミナール 丸の内ビル店(丸の内/ビストロ) - ぐるなび)」。「小岩井農場直営」という言葉と店内の明るくて清潔な雰囲気が決め手となった。普段、小岩井乳業の製品はほとんど買わないけれど、いつの間にか「安心」のイメージが頭の中にすり込まれている。恐ろしい(^^; 
ここのオススメはオムライスらしいけれど、最近のSuzumeは炭水化物の摂りすぎに気をつけているのでAランチ(肉)に。だって、オムライス頼んでおきながら、中のゴハンを半分残すのはマナー違反じゃない?本日の肉料理は鴨肉と栗のテリーヌ。Suzumeは鴨肉も栗も大好きだから、その組合せに興味津々。鴨肉は甘味のある食材との相性が良く、それに栗の存在感が思っていた以上にあって、食感もバランスも良かった。
ただ、これにパンorライス、スープ、サラダで1500円は少々高い。コーヒーは「ぐるなび」でクーポンがあったみたい。でも本来なら、普通にコーヒー込みの値段でしょう、1500円って。それをクーポンにして「お得」枠に用いているところが狭量。平日は同じ内容で1200円というのも(300円の差額が)釈然としない。帰宅してからネットでお店をチェックしたら、小岩井農場の大株主って「東山農事」以外は軒並み三菱系企業ばかり。なるほど…そういう経緯で同じ三菱村の「丸ビル」のテナントなのね。仲間内でやっているんだから価格競争の原理は利きにくいわけだ。
繰り返すけれど、食事は美味しかった。店内の感じも店員の印象も悪くなかった。でも、Suzumeにとって「小岩井」ブランドのプレミアムは、あのランチに1500円を喜んで払うほどには高くない。というのが結論。
ちなみに本日のランチのお相手は大好きな知人。食べ終わって暫くおしゃべりしてから「コーヒーは付いていないみたい」と言ったら「じゃぁ、場所を変えてコーヒーでも」と。1Fのカフェで彼はコーヒー、Suzumeはハーブティーを飲んでノンビリ。彼は本当によくしゃべるので、あっという間に時間が過ぎていく。土曜日は何も用事がないと家でグダグダ&ゴロゴロしているうちに午後になってしまう。でも、昼に約束があると午前中に家事も一通り済ませるし、のんびりランチを楽しんで、しかも午後もたっぷり時間があってイイなぁ。そんなことも今日はしみじみ実感♪