紅葉狩と京土産

suzume-smile2006-11-27

東福寺へ。もちろん、お目当ては臥雲橋と通天橋から望む渓谷美。ま、正直、ここは押すな押すなの大混雑だったのだけれど、それでも美しいものは美しい。混んだ場所が嫌いなSuzumeではあるけれど、日本の美しい四季に心から感謝するというか、四季のある日本に育ってよかったというか。そんな気持ちになった。とは言え、少し人に酔ってしまったのも事実で、その後は三門や禅堂をゆっくりと眺めた後、分陀院へ。ここには紅葉はない。だからこそ立ち寄った。分陀院には雪舟の築造とされる鶴亀の庭があって、雪舟寺とも呼ばれている。枯山水の庭に二重基段の亀島があるのだが、その中央に石が立っている。石組みの亀が夜になると頭や手足を動かして這うことに和尚が驚き雪舟に相談したところ、大笑いして亀の甲に大きな石を突っ立てた、という言い伝えになっている。この庭の奥に「恵観堂」と呼ばれる茶室があり、この窓から眺める東庭がとても良いのだ。狙い通り、観光客はまばらで、静寂で心やすらぐ時間を過ごすことができた。
そうこうしているうちに新幹線の時間が近づく。バタバタと祇園へ戻り、豊田愛山堂→よーじや→祇園辻利西利→タカシマヤ(もちろん阿闍梨餅を買う!)と駆け足で巡り、最後に京都駅で漬物をさらに追加して時間ピッタリ。ふぅぅ〜。