ランチ@ベージュ東京

suzume-smile2007-06-23

初「ベージュ東京」です。とっても堅実な両親に育てられたSuzumeは、こういうステイタス重視のお店に行き慣れていないので、「どんな格好をしていけば良いのだろうか」と臆してしまいます。そんなわけで、ディナーではなくお気楽なランチにしました。
店内は名前の通り、ベージュ系とモノトーン系でシックにまとめています。窓際の席に案内してもらえましたが、銀座でこの程度のフロアだと外観はイマイチです。でも夜ならきっと綺麗でしょう。お料理をお願いすると、しばらくして各人のオーダーした料理と日付を印字したベージュ色のカードを持ってきてくれます。しかも恭しく「本日の思い出に」という言葉を添えて。やはり、この店はステイタス重視、そんなに勿体ぶるようなことなのですね(笑)でも、例えば男性が「勝負デート」で意中の女性を招待したら、この趣向に彼女が感激する確率はかなり高いと思います。
肝心のお料理ですが、Suzumeにはポーションの大きさもちょうどよく、また好きな食材ばかりで満足できる内容でした。 
ホタテです(って見ればわかるか)。雲丹がのっているのがポイントです。連れは「ホタテは調理するより刺身の方が本来の旨さが味わえる」と残念がっていました。言わんとしていることは理解できます。本当に美味しいし、工夫が凝らしてあるのですが、ホタテ本来の旨み(臭さ、とも言うのかもしれません)が消えています。
これは実は鰯です。鰯のような安価な食材をこんな上品な料理に仕上げることができるなんて、フレンチって素晴らしいと思います。Suzumeが鰯で作る料理は梅干煮ぐらいです(自分では団子さえも作りません)。とにかく鰯は庶民派だと思っていました。
鴨肉です。お肉メニューに松坂牛が並んでいた場合でも、鴨肉があればそっちをオーダーしてしまうほど好きな食材です。生きているときの愛らしい姿を想像すると本当に悲しいのですが。。。これはフレンチの定番なので「想像通り」の美味しさでした。 
本日の食事で一番インパクトがあったのはデザートです。このゴージャス感あふれる見た目に負けないほど、丁寧な作りでリッチな味わいでした。連れが頼んだデザートも一口もらいましたが素晴らしく美味しかったです。お腹が一杯になっている状態で食べるのはもったいない。デザートだけを食べに訪れてもいいのではないかと思います。
そして、デザート以外にマカロンとシャネルのボタンのようなチョコレートが登場します。ディナーではマカロンがお土産になっているそうですが、ランチではテーブルに並びました。連れが食べないので、Suzumeはしっかり4つともいただいちゃいました。一時期、ベージュ東京のマカロンが限定で一般販売されたことがあって、その時の値段は3つで1500円だったとか。美味しいですけれど、1個に500円を出して買うことはありません。シャネルのチョコレートは、味は普通にチョコレートです。
お店の方はさすがに応対が丁寧で、また洗面所もとても快適なつくりになっていましたが、連れは「昼からこれだけの値段を払うのだから、こういう接客レベルは当然だよ。」と言っていました。そう言われればそうかもね。