バーンズコレクション

suzume-smile2008-09-21


以前に日本で開催された「バーンズコレクション展」。とても素晴らしくて、いつも絵葉書を数枚買うだけのSuzumeが珍しくコレクションのカタログまで買ってしまった展覧会です。公共美術館ではなく一財団のコレクションだ、という事実にもとても驚きました。
そして、とうとう本物のバーンズコレクションに行く機会が訪れました〜!何しろSuzume、地理とか地図とか全くダメで、フィラデルフィアがどこにあるのかも今まで知りませんでした。仕事で少しの間ニューヨークに滞在することになって、週末は何をしようかと考えていたところ(でも方向感のないSuzumeの考えることなんて、所詮はマンハッタン島内の観光ぐらい)、知り合いに「バーンズに行って来れば?好きなんでしょ、絵。」と言われたのでした。「でも、フィラデルフィアって行くの大変じゃない?」と言ったら「Amtraxで1.5時間もあれば行けるよ」との返事。......。Suzumeのこと、きっと「アホだなぁ、コイツ」と思ったでしょうね。
というわけで、週末は日帰りでフィラデルフィア、という予定があっさり決まったのでした。実はバーンズ、事前予約が必要で、しかも日程だけじゃなく時間まで1時間単位で指定される、という厳しいフィルターがあります。Websiteから申込は簡単にできるのですが、フィラデルフィア郊外にある同財団の施設までの距離とかがわからないし(=時間が読めない)、結局、「フィラデルフィア観光とバーンズコレクション」みたいなツアーを申し込んじゃいました。個人で行くよりも明らかに割高だけれど色んな手配は全部やってもらえるし、Suzumeは結果オーライでした。
コレクションは本当に素晴らしくて、施設は思ったよりも小さかった(ちょっとお金持ちな人の邸宅、というぐらいの広さ)のですが、内容が充実しているので十分に盛りだくさん、という感じでした。特にマネとかルノワールとか後期印象派の素敵な絵画もたくさんありましたが、Suzumeはやはりマチスの作品に一番釘付けでしたね。館内は撮影不可でしたので、見終わった後に軽く散歩をした庭園のバラをパチリ。
フィラデルフィア美術館は、バーンズとは対照的にすごく大きくて天井が高く、広々とした場所でした。美術館の外で老若男女、誰もがロッキーのポーズを取って記念撮影をしているのが可笑しかったです。