ビフォーアフター

うーん、写真が小さい&画像も荒いので、これだと「分かる人にはわかる」状態なのですが...同じ場所を1週間の間をあけて撮影したものです。実はこちら、ニューヨークはマンハッタンの47丁目7番街にあるリーマン・ブラザーズ証券の本社ビルです。左はいわゆる「リーマンショック」が起きた直後のビルの壁面、社名とともに世界各地(リーマンの拠点がある地域?)のカラフルな画像が流れます。ところが、破綻して数日のうちにバークレイズ・キャピタルが米国オペレーションを買い取ることを公表し、あっという間に右の写真のように壁面が明るいブルーにバークレイズの社名が白く浮き出ただけのシンプルなネオンに変わってしまいました。ちなみに明るいブルーはバークレイズのカラーです。
イメージって大事ですからねぇ。破綻しても直後に本社ビルの広告を新体制に変えてしまうことで、風評リスクや信用不安の高まりを抑制する効果もあるのでしょう。さすが、企業の危機管理が進んでいるグローバルプレーヤーは違います。
それにしても...「おごれる人も久しからずただ春の夜の夢の如し 猛き者も遂には滅びぬひとえに風の前の塵に同じ」という言葉を思い出してしまいました。