揺れる大国

すっかりテレビから遠ざかった生活をしている(余儀なくされている)Suzumeですが、久々に良い番組を観ました。NHKスペシャル「揺れる大国 プーチンのロシア(NHKスペシャル)」(全4回)です。何を以って"良い"というのか、それは人によって違うと思いますが、Suzumeの場合は、関心があって考えたいのだけれど日々の仕事や生活に追われて手付かずになってしまう分野、興味があるけれど情報を得るための取っ掛かりが掴めないでいる領域、漠然と気になるけれど自分の関心がどこにあるのかも曖昧なこと、といったフィールドに切り込んで必要な情報を提供し、そして考えるきっかけを与えてくれるようなプログラムを"良い"番組だと思っています。例えば、プーチン政権下のロシアに関する本は幾らでも書店にあるけれど、5冊も10冊も読む時間なんてないし、でも"この1冊"というのがどれだか自分ではわからないし。番組は50分×4回、プーチン時代を扱っているけれど毎回テーマが違いますし、音声と画像による効率よい情報ソースと言えども伝えられることは限られています。でも、関心や興味を具体的に抱くきっかけになれば良いのです。
今回、この番組を観る事ができたのは、第1回と第2回の再放送が平日の夜中にあったからです。つまりSuzumeが会社から帰宅するとちょうど放映していた...というわけで、深夜にゴハン食べながら観てました(笑) 第3回は日曜だったのでリアルタイムで観て。最終回が難問でしたが、幸か不幸か当日の夕方に激しい頭痛に見舞われて業務に耐えられず、早めに帰宅したためにオンエアに間に合ってしまったのでした。WBCは一度も観なかったくせに、NHKスペシャルは全部観たSuzume。これってどうなんでしょう〜と自分でも思います(苦笑) 仕事柄、第1回が一番ドキドキしましたが、プーチンという1人の男の登場によって築き上げられていく強固な国家・・・空恐ろしいものを感じます。